毎年父の日に手紙をくれる娘はいつまでも

私が今までもらって一番嬉しかった手紙は、娘から初めて届いた父の日の手紙です。

当時私は家族と離れ、シンガポールで駐在生活を送っていましたが、その手紙は娘が小学校1年生の年の父の日に学校で作ってくれた作品と一緒に海を越えて届きました。

そこには覚えたばかりの大きなひらがなで、「だいすきなおとうさんいつもありがとう。からだにきをつけてこれからもおしごとがんばってね。」と書かれてありました。

それまでも娘は絵を描いてくれたり、まだきちんと文字にはなっていない記号のようなもので「はい、手紙!」と言って私に渡してくれることはありましたが、きちんとした手紙はそれが初めだったので、正直ものすごく感動しました。

その手紙を読みながら、読み書きが出来るようになった娘の成長や、私のことを思って書いてくれたであろう娘の言葉に胸がいっぱいになり、気づけば私はその手紙を持ったまま泣いていました。

このときの感動は妻から娘に話してくれていたようで、自分が書いた手紙で私がこんなにも喜んでくれた、ということが娘は何より嬉しかったようです。

それをきっかけに学校でおこったことや、妻と休みの日に出掛けたこと、娘が大切に世話している花がやっと咲いたことなど、日常のちょっとしたことを手紙に書いて送ってくれるようになりました。

その後、私は帰国し、それを機に娘から手紙が届くこともなくなってしまいましたが、それでも毎年父の日だけは今でも手紙を書いて渡してくれます。

当時小学1年生だった娘は現在高校生になります。

これがなかなか難しい年頃で、普段はゆっくり話す機会もなくなってしまいましたが、毎年父の日に手紙をくれる娘の素直で優しいところはいつまでも変わらずにいて欲しいなと思います。

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